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9月17日説教のポイント

さようなら、古い“わたし”

聖書 出エジプト記第14章19-31節

                         伝道師 三輪恵愛

①繰り返し語られる「紅海を渡る」出来事:救いの事実を思い起こすために

映画のワンシーンとしても有名な、イスラエルの民が紅海を渡る出来事です。エジプトの軍勢に追いつめられ絶体絶命のところを、海が割れて約束の土地へと旅立っていくイスラエルの民の姿。救われて、新しい命へと導かれる様子を示しているものと言えます。聖書を通読しますと、この出来事が繰り返し語られていることに気づきます。わたしが調べたところ旧新約聖書で161回ありました。もっとあるかもしれません。なぜ、繰り返しこの出来事が語られるのか。神様が「わたしがあなたたちを救ったのですよ」、と救われた確かな事実を通して、神と人の関係を絶えず思い起こさせてくださっているからです。

②古い自分に「さようなら」を告げたはず?そういうときこそ救われた事実を確かめる

ファラオの軍勢は紅海の藻屑と消えたはずでした。再び奴隷にしようとする追っ手は、神様が打ち破ってくださったはずなのに、まだ追っかけてきているのではないかという不安があります。「本当にわたしは救われたんだろうか?」大丈夫です、安心してください。確かに救われました。神様にわたしたちは救われ、水をくぐりました。洗礼です。古い自分はキリストとともに葬られたはずなのに、しかしなかなか「完璧な歩み」にはならない現実。そういうときこそ、繰り返し語られる神様が起こしてくださった絶対に消えることのない救いの事実を確かめることにしましょう。わたしたちは確かに、水をくぐって救われたのです。

③信仰生活は、いつも新しい“わたし”にされていく希望に満ちている!

  いま、いろいろと古い自分に別れをつげる方法が宣伝されているようです。「新しい自分を見つける」ことに懸命になることが語られます。そのなかで、神に信頼する人は、魂から新しくしてくださる方を知っています。古い自分はすでにキリストとともに葬られ、新しい命へと歩みだしました。「もう、新しい命は始まったのだ!」ということを、繰り返し語られる救いの事実を振り返りながら、いつも新しくされていく恵みを味わうこと、信仰生活の醍醐味です。古い私に「さようなら」を告げ、一週間の初め、日曜にいつも新しくされ、日々の歩みに押し出されていきましょう!

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