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12月3日説教のポイント

主よ、お待ちしています

聖書 イザヤ書第64章1-4

       伝道師 三輪恵愛



①「アドベント(主を待ち望む)」の時、わたしたちは何を待つのか?

世間もクリスマスのワクワクムードに浮かれるなかで、教会に生きるわたしたちはクリスマス(Christ-mas:キリストのミサ・礼拝)の本当の意味を知っています。嬉しいことです!では、アドベント(Ad-ventus:主を待ち望む)の本当の意味はいかがでしょうか?すでにイエス様は誕生されました。起こった過去の事実を待つというのも奇異なことです。紀元前のイザヤの時代、救い主の到来が預言され、それが紀元元年のクリスマスの歴史的事実として実現しました。これは将来「同じ有様で、またおいでになる(使徒1:11)」イエス・キリストの再臨の約束の根拠でもあります。ですから、わたしたちは過去の誕生を待つばかりではなく、再び救い主が来られるのを「待つ者」でもあるのです。

②「待つ者」であるわたしたちに求められていること。

「あなたを待つ者に計らってくださるお方は、神よ、あなたのほかにはありません(3)。では、待つ者にとって再び来られるまで求められていることはなんでしょうか。「喜んで正しいことを行い、あなたの道に従って、あなたを心に留める者をあなたは迎えてくださいます(4)これが「待つ者」の姿だと預言者は語ります。この言葉の意味は一つ一つ詳しく見ていくと、「ツェダカー:神の義」につながり続けるように求められていることがわかります。「待つ者」は待っている間、ときに間違いも犯すものです。しかし肝心なことは、「必ず来る」と言われた主を心に留め、「あなたの道」すなわち神様との関係のなかに踏みとどまることなのです。

③「人となった神」の降誕の事実が、将来のキリストの再臨を約束する!

「待つ者」の辛さを知る神様は、人の姿をとって、救い主としてわたしたちの罪のまっただなかに突入してくださいました。まさに危険も顧みない天からの降誕、「アドベント➡アドベンチャー」だったのです。こうして人の姿をとって、神との関係に踏みとどまらせてくださるからこそ、わたしたちは、救い主の約束を心に留め、待ち続けることができるのです。この救い主の降誕の出来事によって、「わたしたちはとこしえに救われる」ことになりました。この救いが完成する日まで、わたしたちはつねにアドベントのなかにあり、「待つ者」だけに与えられる神様の特別の計らいに与ることが出来るのです!

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