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元旦礼拝説教音声とポイント

元旦礼拝(201911)説教要旨

聖書:ヨハネによる福音書第1713

「永遠の命とは、唯一の真の神であるあなたと、あなたがお遣わしくださった、イエス・キリストを知ることです。」本年の年間主題聖句に選ばれた御言葉です。さて、この「永遠の命とは」とここで言葉を止めて、「永遠の命とは?なんですか?」と問いかけたとき、どのような答えがかえってくるでしょうか。

「永遠に生き続けることのできる命」と、多くの方は考えられると思います。それは、「永遠に不滅の命、死ぬことのない命」とも言いかえることも、できるでしょう。「永遠に生き続けることのできる命」素晴らしい響きをもっています。憧れる思いも持たされるでしょう。今、与えられている命が永遠のものになるのであれば、ぜひ受け取りたいものです。

それでは、この「永遠の命」を、聖書はどのように語ろうとしているでしょうか。いま、すべての人々に与えられている地上の命が、「永遠に終わることがない」ということを目指すように、勧めているのでしょうか。

聖書を紐解けば、わたしたちは、そこに地上の生涯の終わりがいくつも記されていることに気付かされます。アブラハムも、モーセも、ダビデも葬られます。新約聖書にはラザロやエウティコのように、奇跡によって息を吹き返した人の記録も残されています。しかし、2000年以上の時が流れ、今に至るまで地上の命を生き続けている人はだれもおりません。どのような聖なる人も、使徒も、預言者も、与えられた限りある地上の生涯を終えていきました。

神様は、けっして地上の生涯が終わることなく、生き続けることが、「永遠の命」とは語っていないようです。2節によれば「永遠の命」は、イエス・キリストが与えることができるものとされています。この御言葉を、ギリシャ語から読み解きますと、それは「未来のいつか与える」というものではなく、あるいは「なにか条件を満たせば与える」、というものでもありません。「与えることが」今、すぐにでも起きうる。つまり、いま、すぐにでもイエス・キリストは、永遠の命を委ねられた人に与えることができるのです。

つぎに3節では「知ること」が目的とされています。これも2節と同じように現在、起きうることを示しています。「知ろうとすること」、「知り始めてみること」と言い換えてもよいものです。それは「知っている」ということが、ある一定に達すると与えられるというものではありません。「知る」ということを、今始めること。それが「すでに永遠の命である」と語っているのです。

イエス・キリストが与える「永遠の命」とは、地上の生涯が、変わることなく永遠に続くことではない。また、今すでに与えられるものであり、そして「知ろう」とすることが、「永遠の命」だと語られる。それは、人の命が永遠に生きる、その長さに尊さが置かれるのではありません。そうではなく、限りのある生命を与えられているわたくしどもが、神を知ることによって、神に喜ばれるものへと新しく作り変えられていくこと。命の長さを問うているのではなく、命のあり方、いわば「命の質」が、新しくされていくことなのです。

そのために求められていることが、3節「唯一のまことの神であるお方と、お遣わしになったイエス・キリストを知ること」です。救い主キリストは、わたしたちと同じく肉の体を取られ、わたしたちと同じく地上の生涯を歩み、わたしたちと同じく、生涯に終わりがある命になってくださいました。永遠なる命が、限りのある生命のあり方をとってくださいました。その憐れみにより、わたしたちは、同じあり方になってくださったイエス・キリストを通して、神の永遠の命をいますぐに、与えられていくのです。

今年は、「わたしたちの主を知ろう」との主題を目標にいたしました。同じ目標を掲げながら、わたしたちの「救い主を知る生涯」が、すでに永遠の命とされていることを、共に確信し、感謝し、喜ぶ一年としたいと願っています。 

「父よ、ときが来ました」、すべての痛みと苦しみを負うことになる十字架を目前にしながらも、天を仰いで祈るイエス・キリストが、私達の命のあり方が新しくされていく生涯を、導き全うさせてくださいます。父、子、聖霊の御名によって。アーメン。



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