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2020年10月25日主日礼拝

(YouTube動画のリンクは、ライブ配信終了後、説教音声ファイルに差し替えられます)

前奏
招詞 詩編第1編1-3節
讃美歌 4 (1,2,3節)
主の祈り
交読文 詩編第90編1-12節
(交読詩編100p)
讃美歌 58
聖書 レビ記第19章1-2,15-18節
(旧192p)
祈 祷
讃美歌 352(1,2,3節)
説教『あなた、そっくりね!』
祈 祷        三輪恵愛牧師
讃美歌 484(1,2,4節)
献金
頌栄 24
祝祷
報告
後奏

※使用される聖書と讃美歌
 日本聖書協会『新共同訳』
 日本基督教団出版『讃美歌21』

 

聖書 レビ記第19章1-2,15-18節

主はモーセに仰せになった。イスラエルの人々の共同体全体に告げてこう言いなさい。あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。あなたたちは不正な裁判をしてはならない。あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。同胞を正しく裁きなさい。民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。

 

説教あなた、そっくりね!三輪恵愛牧師

1.「あなたたちは聖なる者となりなさい」この生き方を真剣に目指した人々

 聖書通読を創世記から始めると、レビ記は第一の難関だと言えます。神さまの掟の事細かなこと!「これをすべて守るというのですか?」読むだけでも精いっぱい。しかし、そこに記される神さまからの約束を堅く守る人びとは、この呼びかけを真剣に受け取ったから、そうしたのかもしれません。「あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である(21)聖なる神さまを信じるのだから、神さまと同じく聖なる者としての生き方を目指す、そういう人々です。

2.その生き方の中心は「主なる神さまを愛し、隣人を自分のように愛すること」

 イエスさまに論争を挑んだ律法の専門家たちもそうでした。「律法のなかでもっとも大切なものはなんですか」この問いかけは三つの福音書に遺されています(マタイ22:34-40,マルコ12:28-34,ルカ10:25-28)。イエスさまは「すべてを完全に守れ」とは言われません。「主なる神を愛することが第一、隣人を自分のように愛することが第二、これらがもっとも大切だ」と言われます。律法の専門家は中心点を見失っていたのかもしれません。「神さまを愛すること、人を愛すること」いずれも「愛すること」を求められているからです。どれほど知識、富が豊かにであっても「愛すること」は容易なことではありません。「神を愛し、人を愛する」これが「神さまと同じように、聖なる者になる」生き方のなかでもっとも大切なことだとイエスさまは示されます。

3.キリストのように父なる神さまに愛されたから、はじめて人を愛する者になる

18節は「自分自身と同じように、隣人を愛しなさい」と語ります。そして17節では「兄弟➡同胞➡民の人々」と愛すべき人々との隔たりが無くされていきます。それは「命を与えられた全ての人々を、神は愛されているのだから、まず自分が神さまに愛されていることに気づきなさい」という意味だと言われます(ミルグロム:ユダヤ教学者)。つまり「自分自身と同じように」とは「人を愛するまえに神さまに愛されている自分に気づきなさい。そこで初めて隣人を愛することが出来る」という意味なのです。父なる神と独り子なるイエスさまの間に示された愛にはまったく境目がありません。「父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである(ヨハネ1:18)神さまに溢れるほどの愛を満たされたキリストは、神に愛されたからこそ行える、隣人への愛を示されました。神の愛に満たされた人はそのようなキリストの姿に似ていきます。「あなたキリストにそっくりね!」神に愛されたから、人は愛せるのです

 

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