2020年12月27日主日礼拝
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前奏
招詞 イザヤ書第62章1-3節
讃美歌 11
主の祈り
交読文 詩編第148編(交読詩編161p)
讃美歌 211
聖書 ガラテヤの信徒への手紙
第4章1-7節(新347p)
祈 祷
讃美歌 259(1,3,4節)
説教『新しい心でアッバ!』
祈 祷 三輪恵愛牧師
讃美歌 262
献金
頌栄 24
祝祷
報告
後奏
※使用される聖書と讃美歌
日本聖書協会『新共同訳』
日本基督教団出版『讃美歌21』
聖書 ガラテヤの信徒への手紙第4章1-7節
1つまり、こういうことです。相続人は、未成年である間は、全財産の所有者であっても僕と何ら変わるところがなく、 2父親が定めた期日までは後見人や管理人の監督の下にいます。 3同様にわたしたちも、未成年であったときは、世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました。 4しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。 5それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。 6あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。 7ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。
説教『新しい心でアッバ!』三輪恵愛牧師
1.「御子は女から生まれた」パウロの書簡も伝えるちいさなクリスマス
クリスマスは12月25日当日でおしまいではありません。1月6日の「公現祭」までがクリスマス(降誕節)ですから、むしろ始まりです。時間をかけてクリスマスの意味を思い巡らします。さて、クリスマスを伝える箇所と言えば、マタイやルカの福音書をまず思い浮かべますが、じつは救い主キリストが生まれた意味を伝える箇所は、聖書のいろんなところにちりばめられています。今日、与えられたところも「しかし時が満ちると神はその御子を女から・・・生まれた者として遣わした(4節)」と簡潔に御子イエス・キリストが女マリアから生まれたことを伝えます。ミニ・クリスマスです!
2. パウロのクリスマスは事実だけではなく、神さまの目的、さらに証拠まで語る
しかし、パウロが伝えるところはクリスマスの事実だけではありません。「それは・・・わたしたちと神の子となさるためでした(5節)」、これは神さまが御子イエスさまをお遣わしになった理由にあたります。「あなたがたが子であることは・・・『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊をわたしたちの心に送ってくださった事実からわかります(6節)」これは、証拠の部分です。つまり、4~6節のところでクリスマスの事実➡目的➡証拠をパウロは語っているのです。じつはミニどころではないのですね。そうしてわたしたち人間の内側に、出来事としておこしてくださるクリスマスを伝えます。
3.「神の子」だと分かる瞬間、それは心から「アッバ父よ」と神さまに頼るとき
クリスマスが約2千年前の事実というばかりではなく(外面の事実)、神さまが、いまもクリスマスの出来事を起こし、わたしたちの心に働きかけてくださっている(内面の事実)ことがわかります。神さまはわたしたちを神の子としてくださるのです!しかし戸惑いが残ります。「神の子として相応しい振る舞いをして来れただろうか・・・」それは大切な気づきです。まず安心しましょう。今日のみ言葉はあくまで神さまの御心を中心に語ります。神さまはどのようなことがあろうと「わたしたちを愛する子としたい」そう願っておられるのです。イエスさまが「アッバ、父よ(マルコ14:36参照)」と心から神さまを父と頼り呼び求めたように、神を父として助けを求める時こそ神の子だということなのです。その瞬間が律法(自分を責めること)や神以外のもの(諸霊)に頼ることの支配からの解放です。神は心にキリストの霊が吹き込み、アッバと叫ばせてくださいます。新しい年「アッバ、父よ」と叫ぶ新しい心で迎えましょう!
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