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2021年8月1日主日礼拝

(礼拝動画)

(説教音声)

前奏
招詞 ホセア書第12章6-7節
讃美歌 4(1,2節)
主の祈り
信仰告白 日本キリスト教会信仰の告白
讃美歌 58(1,2節)
聖書 ルカによる福音書     
第8章26-39節(新119p)
祈 祷
讃美歌 459(1,2節)
説教『神があなたになさったこと』
祈 祷        三輪恵愛牧師
讃美歌 512(1,2節)
聖餐式 パン:伊藤・杉下・熊澤
     ぶどう:井上・林・宮川
賛美歌 76(1,3,5節)
献金 (他教会のために)
頌栄 27
祝祷
報告
後奏

 

聖書 ルカによる福音書第8章26-39節

26一行は、ガリラヤの向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。 27イエスが陸に上がられると、この町の者で、悪霊に取りつかれている男がやって来た。この男は長い間、衣服を身に着けず、家に住まないで墓場を住まいとしていた。 28イエスを見ると、わめきながらひれ伏し、大声で言った。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい。」 29イエスが、汚れた霊に男から出るように命じられたからである。この人は何回も汚れた霊に取りつかれたので、鎖でつながれ、足枷をはめられて監視されていたが、それを引きちぎっては、悪霊によって荒れ野へと駆り立てられていた。 30イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。 31そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った。
32ところで、その辺りの山で、たくさんの豚の群れがえさをあさっていた。悪霊どもが豚の中に入る許しを願うと、イエスはお許しになった。 33悪霊どもはその人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れは崖を下って湖になだれ込み、おぼれ死んだ。 34この出来事を見た豚飼いたちは逃げ出し、町や村にこのことを知らせた。 35そこで、人々はその出来事を見ようとしてやって来た。彼らはイエスのところに来ると、悪霊どもを追い出してもらった人が、服を着、正気になってイエスの足もとに座っているのを見て、恐ろしくなった。 36成り行きを見ていた人たちは、悪霊に取りつかれていた人の救われた次第を人々に知らせた。 37そこで、ゲラサ地方の人々は皆、自分たちのところから出て行ってもらいたいと、イエスに願った。彼らはすっかり恐れに取りつかれていたのである。そこで、イエスは舟に乗って帰ろうとされた。 38悪霊どもを追い出してもらった人が、お供したいとしきりに願ったが、イエスはこう言ってお帰しになった。 39「自分の家に帰りなさい。そして、神があなたになさったことをことごとく話して聞かせなさい。」その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとく町中に言い広めた。

説教『神があなたになさったこと』三輪恵愛牧師


1.悪霊に支配されていたけれども、イエスさまに従うようになるその人の姿に・・・

 悪霊から人を救われるイエスさまのお姿が記されていました。オカルトやホラーのようなイメージで、サタンやデーモンを思い浮かべても現実味はありません。けれども、この救われた人が正気に戻り、服を身に着け、イエスさまの足もとに座っている姿も思い描くとき、なぜかその人の姿に捉えられます。信仰者は誰しも、彼のような経験をするからです。「悪霊」とは言わずとも、得体の知れないものの支配を受け、望んでもいないところに駆り立てられてしまう。けれども今はイエス・キリストを主と崇め、足元に落ち着いて座っている。聖書は「それが救いだよ」とはっきり告げてくれるからです。

2.イエスさまへの恐れを募らせゲラサの人々は「出て行ってほしい」と願う

 しかし聖書が記す結末は、イエスさまの「成功」を告げてはいません。37節では、ゲラサの人々はイエスさまに「出て行ってほしい」と願っています。なぜでしょう?イエスさまの力は悪霊をその人から追い出し、豚に移ることを許し、結局、豚が溺れて悪霊を滅ぼしました。ゲラサの人々は悪霊に苦しむ人を鎖でつなぎ、足枷をし、監視していました。この人の尊厳を無視していたのです。しかし今、その人は救われました。イエスさまの悪を滅ぼし、人の尊厳を回復させる力の前に、自分たちの愛の無さはかえって露わとなります。それが恐れを引き起こし「出て行ってほしい」としか言えないのです。

3.「神がなさったこと」が「イエスがあなたになさったこと」として言い広められる

 イエスさまは「いと高き神の子」、恐れを感じる存在でもあることを知らされます。けれども「出て行ってほしい」と拒絶されるのであればゲラサ伝道は失敗でしょうか?そうではありません!この時救われたのはたった一人ですが、この人をゲラサ伝道のために残します。この人にしか語れない大切な出来事「神があなたにしてくださったこと」があるからです。イエスさまはお一人でゲラサに上がり、この人を救いました。しかも助けを求められる前に悪霊に「出て行け」と命じられました。そのときイエスさまは悪霊を「悪を起こす力」として滅ぼしますが、同時に人を救い出すために愛しぬくのです。悪霊に支配されている人を、悪と見做すことはしないのです。イエスさまは「いと高き」お方でありながら、救いのために地上に来て、悪を滅ぼしてくださるお方。その業は十字架のうえに輝きます。わたしたちも、住まうこの土地で「神がしてくださったこと」を言い広めるために救われました。十字架のイエス・キリストによって悪が滅ぼされたことを「神がしてくださったこと」として、この土地で言い広めていくのです。

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